東京日記

痛々しさをつめこむ

アメリ

今、出会えてよかったと思う作品とまた出会えた。  


アメリは突然、世界と調和が取れた気がした


なんてしっくりくる表現なんだろう。 はじめて人に建前が混ざっていない心を開けたと思ったとき、「世界ってこんなに美しかったんだ」「もう何があってもわたしは大丈夫」という気分になった時のことを思い出した。それ以降、キャンパスの新緑や駅までの道のアスファルト、雨の日の夜のバスの窓の色、そんなほんの些細な何かが世界の縁にひっかかって、そこから自分も含めた世界の全てを肯定できるような感覚が1分くらい訪れることがたまにある。まさに「世界と調和がとれている」幸福な時間なのだ。 


アメリの自由だ 夢の世界に閉じこもり 内気なまま暮らすのも彼女の権利だ 人間には 人生に失敗する権利がある


少女から大人へと変わる時期、現実と対峙しなければならないときが誰にも来る。夢の世界はあなたを守ってくれる。でも守られているだけではもったいないっていう自分の声が聞こえることだって、たまにあるよね?


君の骨はガラスじゃない 人生という壁にぶつかっても大丈夫だ さあ、行きなさい


囚われからわたしを解放しようとするとき、この言葉を思い出そう。