東京日記

痛々しさをつめこむ+現実的になるためのメモ

感染する

最近久しぶりに好きな人と遊ぶ機会があって、やっぱり好きだなあとなって切なくなった。ただその「好き」は必ずしも恋愛の「好き」じゃなくてもいいな、とも思えた。

その人には1年付き合っている恋人がいて、私はその子のことも知っていて、お互い大切な存在なんだろうなあというのがそれぞれと話しているときにちらっと見える。好きな人と恋人との間には関係性の積み重ねがあって、そこには私の入る余地なんてない。  

好きなものを共有して幸せを感じたり、何気ない優しさに心がじんわりしたり、目を合わせて笑うだけですごく楽しかったり、そういう気持ちはやっぱり否定できない。それだけだと親友に対する好きと変わらないな、とも思うけれど、隣に座ってると心地が良いし、なんとなくいい匂いがする気がするし、手を見てると触れたくなる。割り切らないといけないし割り切ったと思ったのに、やっぱり惹かれてしまう。でもその魅力の一部はあの子のおかげかもしれないんだよね。